こんにちは、ルカです。
この記事では、Blenderでよく使う基本操作とショートカットについてまとめています。
約1か月前に初めてBlenderでのモデリングに挑戦した時はわからないことばかりで大変でしたが、何度も練習したりチュートリアル動画をこなすことでだんだんと慣れてきました。
今回は、これまで約20のチュートリアルをやってみて、「よく出てくるなあ」と感じた頻出のものから順番に書いていきました。
Blender初心者の方の参考になれば幸いです!
また、「Blender始めたての頃に観ておきたかった」と思った基礎的な動画も紹介しているので、ぜひあわせて見てみてください。
Blender基本操作&ショートカット
どの機能がどういう意味なのか、どんな違いがあるのかもできるだけ説明していきます。
オブジェクトモードと編集モードの切り替え
tabキーで切り替え
この切り替えは本当に何度も出てきます。
オブジェクトモードと編集モード、何が違うの?とよくわからないまま最初使っていたのですが、違いはざっくり以下のようになっています。
- オブジェクトモード:移動・回転・サイズ変更などを行う、メッシュを扱う
- 編集モード:形自体を変えていく、ポリゴンを扱う
ポリゴンというのは多角形の集まりのこと、メッシュはそのポリゴンの集まりを指します。
とりあえず、オブジェクトモード=ものを動かす、編集モード=ものの形を編集する、と覚えておけばわかりやすいと思います。
以下の記事を参考にさせていただきました↓
オブジェクトの削除・追加
- オブジェクト削除:X
- オブジェクト追加:shift+A
オブジェクトの削除と追加もよく行います。
オブジェクトを選択してXを押すと以下の画面が出てきます。

オブジェクト追加はこちら↓

移動・回転・サイズ変更
- 移動:G(GrabのG)
- 回転:R(RotateのR)
- サイズ変更:S(ScaleのS)
これも何度も出てきます。さらに、X軸方向にだけ、Z軸方向にだけなど一方向だけと限定したいときは、上記+X/Y/Zを押します。
例えば、「X軸方向に移動させたい」と思ったら、G→Xと押します。
ちなみに、「X軸とY軸の平面上のみ動かしたい」場合には、Z軸以外で動かすことになるので、G→shift+Zと押します。shift+キーでそのキー以外を表すので、こちらもぜひ覚えておいてください。
また、「X方向に90度回転させたい」なら、R→X→90と押します。
さらに、「サイズを100倍にしたい」なら、S→100と押せばOKです。
はじめは戸惑いますが、チュートリアルをやっているとだんだん慣れていきます。
頂点・辺・面の選択
編集モードに切り替えると、左上にこんな表示があると思います。

これは左から順に、頂点・辺・面の選択を指します。
チュートリアル動画をやっているとさっと切り替わっていることがあるので、何かうまくいかない時、選択できない時はここもよくチェックしてみてください。
Nで右上のメニューを引っ張り出す
画面右上に、こんなところがあると思います↓

この右上に、小さい矢印があります。
これもたまに使いますが、この矢印をクリックするのは大変なので「N」を押しましょう。
Alt+ダブルクリックでぐるっと選択
例えば、12個の頂点を持つ円の周囲の辺をぐるっと囲みたい時、一つ一つの辺を選ぶのはちょっとめんどくさいですよね。
そんな時、Alt(Macならoption)を押しながらその部分をダブルクリックすれば、ぐるっと選択することができます。
円をぐるっと選択して押し出し、なんてことがよく出てくるので、頻出コマンドです。
押し出し・面の挿入・ベベル・ループカット・分離
E:押し出し(Alt+Eで個々の面で押し出しできる)
押し出しはかなりよく使います。そしてわたしが好きな操作でもあります。笑
こちらもGやSと同じように、E→Xなどとすれば、X方向にのみ押し出すことができます。
I:面の挿入
これは実際にやってみないと、どういうこと?となると思います。
とりあえず最初のうちは、面の挿入はIと覚えておいてください。
Ctrl+B:ベベルをかける
これも個人的に結構好きな作業です…!
ベベル=面取りです。椅子や机を作る時など、角はたいてい丸みを帯びていますよね。
面を取ってあの丸みを作るのが、このベベルの役目です。
Ctrl+R:ループカット
これもすごくよく使います。マウスのホイールをくるくるすると、ループカットの本数を変更することができます。
P:分離
最後に分離!わたしの場合は、Shift+Dで複製したものを分離する、という作業が多かったです。
Z長押しでシェーディングパイメニュー4種類
Zを長押しすると、シェーディングのパイメニューというものが出てきます。

わたしはこれが最初全然わからなくて、チュートリアルで指示されるままに切り替えていたのですが、要は「見方を変えることができる」メニューです。
- ソリッド:デフォルトの状態がこれ。色なしの状態で形を確認する。
- レンダー:ライト、背景などを含めた見え方を確認できる。
- マテリアルプレビュー:ライトの影響なしで、質感を確認できる。
- ワイヤーフレーム:骨組みのみを確認できる。
チュートリアルの中でこれらをいろいろと切り替えることになります。
ちなみに、画面右上のこの表示も同じことを操作しています↓

最初は「ソリッド」で形を作っていき、後半でレンダーやマテリアルプレビューで色などの見た目を整えていく流れが多いです。
.(ピリオド)キーでピボットポイントを決定
「ピボットってなに…」と聞き慣れなさすぎて全然理解できていなかったピボットポイント。これは、つまり中心位置のことです。
例えば、ある一点を基準にしてライトを回転させたい時、このピボットポイントの設定が重要になってきます。

よく使うのは、「3Dカーソル」です。
チュートリアルを進める中できっと出てくると思うので、そのときは「中心位置を決めてるんだな」とぜひ思い出してくださいね。
余裕があれば覚えておきたいショートカット
ここでは、基本操作に慣れたらぜひ使ってほしいショートカットをまとめています。
Q:お気に入りツール呼び出し
よく使うツールは、「右クリック→お気に入りに追加」でお気に入りツールに登録することができます。
Qキーを押すことでお気に入りツールを呼び出すことができます。
わかりやすい解説動画を出されているVaryさんがこのツールを紹介していて、まずは「カメラをビューにロック」を登録しておくのがおすすめとのことでした。
たしかにこれ毎回絶対使うので、わたしも早速登録しました。
H:オブジェクトを非表示
Hで、オブジェクトを非表示にできます。右上のオブジェクト名の横にある、目のマークをクリックすることでも同じことができます。
さらにAlt+Hで再表示することができます。
最初に観ておきたい動画まとめ
上記操作を文章で読んでも、いまいちピンと来ない人の方が多いはずです。文章はどちらかと言うと、知識の整理的な感じで後から使うのがおすすめです。
わたしが基本操作を覚えるときに参考にした動画をいくつか紹介するので、こちらもぜひ観てみてください。
基本操作が一通りわかったら、M designさんのチュートリアルをやっていくのがいいかなと思います。
慣れていないと操作が早めで戸惑うと思うので、速度を遅く設定して進めるといいです。
また、途中でどうしてもわからなくて完成が思ったのと違って落ち込んだことが何度かあったのですが、そういうのもあまり気にせず「次はうまくできるといいな」って感じで進めると気楽です!
失敗しても絶対一つは得るものがあるはずなので、完成は目指すものの、挫折したら気持ちを切り替えて次!とかで全然大丈夫です。
わたしもそうやって続けてたらちょっとずつ慣れてきました。
覚えておきたい操作については、また随時追加していこうと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです!
チュートリアルをこなす中で気がついたコツについても紹介しています↓
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